CyberZのGlobalGrowthMarketing事業部は、ゲームやマンガをはじめとする日本発のエンタメコンテンツのグローバル進出を、デジタルからリアルまで一気通貫で支援しています。
CyberZが注力する「海外代理店事業」。事業責任者である文(むん)さんの記事(※1)では、役員視点での事業の未来やマクロな戦略を語っていただきました。
今回はその続編として、新卒入社4年目にして最前線に立ち、北米を中心とした開拓やプランニングを担う湯浅さんにインタビューを実施。
現地でのリアルなミッションから日本と現地の商習慣を橋渡しする営業の実務、そして立ち上げ期ならではの圧倒的な裁量と求められる「自走力」に迫ります。
(※1)文さんインタビュー記事:「現地の文化を捉え、デジタルからリアルまで一気通貫で支援 ~CyberZが世界のファンダムを熱狂させる理由~」(https://cyber-z.co.jp/cyberzdna/20260603.html)
■社員プロフィール

湯浅さん
2023年サイバーエージェントに新卒入社。同年にCyberZに配属され、広告代理事業部の営業として国内外ゲーム、電子書籍クライアントのグローバル配信を担当。
2024年よりGlobal Growth Departmentにジョインし、日本発エンタメ商材の海外プロモーション支援に従事。
2025年からは事業部の採用チームにもジョイン。
1. 日本と現地を繋ぐ橋渡しとしての実務と強み
── 現在のメイン業務である「海外代理店事業」における、湯浅さんの役割とチーム内でのミッションを教えてください。
湯浅:
日本のサービスやプロダクトの海外プロモーション支援(アウトバウンド支援)と、現地のパートナーやメディア、KOL(キー・オピニオン・リーダー)を含めた体制作りを行うのがチームの大きなミッションです。
その中で私の担当は、既に取引のあるクライアントに向けて日常的なコミュニケーションやプロモーション実務を行う「既存案件の実務」と、将来的にCyberZの資産となり得る現地パートナーやKOL(キー・オピニオン・リーダー)のネットワークを開拓する「新規開拓」。そして、これらを基盤にした包括的なメディアプランニングの作成です。
── チームの体制と、向き合っているクライアントについて教えてください。
湯浅:
クライアントは、世界展開を目指す日本発のエンタメ企業です。私は主に海外ゲームと海外向けマンガアプリを並行して担当し、先方の日本人マーケターの方々とやり取りしています。
海外代理店事業は、北米市場を担当するチームや、中国市場などアジア圏を担当するチームなどで構成されており、上司である常務執行役員の文(むん)さんをはじめとした少数精鋭の組織です。一方で、国内ゲームクライアントを担当する営業メンバーが、お客様の海外展開に合わせて兼務・サポートしてくれるケースもあります。

── これまで国内の広告営業も経験されていましたが、その基礎知識は活きていますか?
湯浅:
大いに活きていると思います。入社2年目から国内ゲームクライアントの営業担当と並行して海外事業を担当し始めたのですが、国内での業務基盤があったからこそ、新しいマーケットでもスムーズに知見を活用できています。
海外向けのプロモーションであっても、広告主であるマーケターの皆様の考え方や広告の基本的な仕組み、目標達成に向けたコミュニケーションのあり方自体に大きな変化はありません。国内で培った基礎能力があるからこそ、日本と世界の間に立つ調整役として、文化の違う海外市場でも応用がきくのだと感じています。

2. 海外出張のリアル「自ら切り拓く」開拓実務~LAアニメエキスポの事例~
── 直近だと『Anime Expo(米ロサンゼルス)』といったイベント等、定期的に出張されていますが、現地の具体的なスケジュールやミッションを教えてください。
湯浅:
出張中のミッションは大きく3つあって、「①イベント会場や現地の視察」「②現地パートナーやKOLとの商談」「③時差を考慮した日本の定常業務」です。
例えば1週間滞在したAnime Expoの期間は、毎日コンスタントに1日3〜5件、多い日は5〜6件の商談やご挨拶を入れました。ロサンゼルスのOOH(屋外広告サイネージ)会社のオフィスツアーに行って「立体サイネージの作り方や価格」をヒアリングしたり、将来のクライアント候補の方とランチミーティングを行ったりと、とにかく現地での動きを最大化させられるよう動いています。

── 現地KOL(キー・オピニオン・リーダー)とのネットワークは、どのように開拓しているのですか?
湯浅:
イベント会場などの撮影可能エリアに足を運び、現地のKOLに自ら声をかけて自己紹介をし、直接コミュニケーションをとりながら信頼関係を作っていくような地道で積極的な開拓をしています。そうしてすでに関係値を築けたKOLから、別のKOLを紹介してもらうことで、独自のネットワークがさらに広がっています。
これは、現地で行動する中で「絶対に直接繋がった方がいい」と私自身が感じて実践している手法の一つですが、ビジネス的にも大きな強みになると考えています。直接繋がっているため、適正なコストでクライアントに提案できますし、何よりKOLの「やりたいこだわり」と「こちらの企画の熱量」を直接すり合わせることができるのが強みです。
── 日本のクライアントに対して提供できる、「CyberZならではの強み」は何でしょうか?
湯浅:
「決まったメニューを売るのではなく、まだない広告手法をゼロからお客様と一緒に開発する柔軟性」と、「パートナーとしての泥臭い実行力」です。
海外のプロモーションは、デジタル広告だけでなくオンライン・オフラインを連動させないと深く浸透しません。例えばポップアップイベントのようなリアルイベント施策では、必要とあれば私たちがビラ配りまで汗をかいてやり切ります。前例のないことでも全力で挑み、自ら開拓した独自のネットワークを掛け合わせて最適なプロモーションを提示できる点が、大きな信頼に繋がっています。
■海外出張の様子



3. 商習慣の壁と組織の熱量、チームへの想い
── 日本と現地の商慣習の違いやチーム体制において、苦労している壁と乗り越え方を教えてください。
湯浅:
一番はやはり「時差」と、「支払いの価値観や契約の感覚の違い」という点です。
日本では当たり前の条件が海外では明確に言わないと伝わらなかったり、そもそも文化として存在しないことも多くあります。海外のパートナー企業から「短期での決済」や「前払い」を求められることもあるのですが、社内の法務規定等をしっかり守りつつ、相手にも納得してもらうために交渉を重ねる必要があり、契約を一つ結ぶだけでも国内の倍以上のパワーがかかる感覚です。
また、立ち上げ期ゆえに、営業が入稿や細かな作業までカバーしている場合もあります。
日本と現地の商習慣の違いを埋め、両者の間に入って期待値をすり合わせる折衝・調整の業務には苦労することもありますが、チーム体制を少しずつアジャストさせながら、今はまさに一つずつ乗り越えています。
──湯浅さんが業務の中で「一番やりがいを感じる瞬間」はいつですか?
湯浅: やはり、自分がゼロから開拓したリードが実際のビジネスに繋がり、会社の売上に貢献できた瞬間です。
この仕事は「今日頑張ったから明日すぐに成果が出る」というものばかりではありません。でも、名刺交換をした人から何年越しかにいきなり連絡をもらってビジネスに発展したり、イベントで交流したKOLを提案してお客様に評価いただき、「この案件をCyberZに任せます」と言っていただけることが数多くあります。自分が地道に種まきしてきたことが大きな成果になって返ってきた時は、頑張って良かったなと何よりやりがいを感じます。
── 成果にこだわりチームに還元したいと思える原動力は何ですか?
湯浅:
「日本が注力する『エンタメコンテンツを世界に広げる』という成長産業のど真ん中にいる自負」と、「リーダー陣・チームへの恩返し」の気持ちです。
実際に現地へ行き、日本の作品に熱狂する海外のファンを見ると「いいものを届ける橋渡しができている」と実感します。そして何より、文さんという強力なリーダーの元で挑戦できていることが私の中で大きいなと感じます。個人のキャリアの背中を全力で押してくれる文さんが作ったこのチーム環境に、ビジネスマンとして結果で貢献したいという想いが、最大のモチベーションになっています。

4. 最も大切な「推進力」。開拓フェーズだからこそ自分の得意分野を活かせる。
── 実務において、語学力(英語)の重要度はどう捉えていますか?
湯浅:
相手の意図を理解して業務を前に進める上で英語は必要ですが、ネイティブ並みの語学力はマストではないと感じています。日常会話と「広告業界の専門用語」を押さえ、熱意を持って話せば相手は必ず理解してくれます。
実際に私は言語と積極性を活かして、言葉の壁がある現地テクニカルチームとの調整役を任せていただいたり、現地イベントステージの舞台裏の進行サポートも務めさせていただきました。自ら動くことで、自身の領域を超えて仕事の幅とチャンスがどんどん広がっています。
── 現在の開拓フェーズにおいて、最も求められるスキルやマインドは何でしょうか?
湯浅:
「答えがない領域」に対して、すぐに結果が出なくても辛抱強く向き合い、自分で正解を探してPDCAを回し続ける「自走力」や、「中長期的な視点でビジネスの種を蒔く推進力」が重要だと思います。
海外の開拓にはマニュアルがありません。目の前の数字はもちろん大切ですが、目先の利益だけにとらわれず、半年後、1年後の会社の武器となる新しいネットワークや知見を自らの手で作り出すマインドを持つことが一番重要だと思います。
── 最後に、今後CyberZの海外代理店事業へ挑戦する候補者の方々へメッセージをお願いします。
湯浅:
サイバーエージェントグループには、IPを「生み出す」ところから、私たちCyberZのように「プロモーションで流行をつくる」ところ、関連会社のCyberEをはじめとして「イベント化・舞台化」、さらに「アニメ化・グッズ化・ゲーム化・実写化」まで手掛けられる総合力があります。そのグローバル展開の最前線にいち早く立てるのは、ここでしか味わえない圧倒的な面白さです。
今はまだ開拓期だからこそ、年次や過去の経歴は関係ありません。自分から行動して提案し、「この領域なら誰にも負けない」という自身の得意分野を武器にして、大きなチャンスを掴める過渡期ならではの面白さがあります。日本発のエンタメIPを、自らの手で世界へ届ける。開拓期という無限の可能性が広がるCyberZの海外代理店事業で、 ぜひ、一緒に楽しくワクワクする未来を創りましょう。
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