事業の成長を左右するのは“現場を理解するエンジニア”。日々進化を続ける広告ビジネスにおいて、開発本部はどのように価値提供しているのか。
CyberZの開発本部は、常に広告代理事業のチームや顧客と密に連携し、新たな武器となるプロダクトを創出し続けています。
広告・マーケティングをAI・データを活用してエンジニアの力で進化させて、結果顧客の広告効果を最大化させ、事業貢献につなげるCyberZ独自の開発スタイルに向き合う2人のエンジニアに伺ってきました。
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▼メンバープロフィール

玉川さん
2014年に博士号を取得後、株式会社サイバーエージェント入社、株式会社CyberZへ出向しF.O.X事業部のエンジニアとして従事(※1)。同事業部PO/PMを経て、開発責任者を務める。2019年にF.O.X事業譲渡後は、広告代理事業部アドテク局マネージャーとして戦略立案やアドテク新商材の企画・開発を担当。その後、医療系やメディア系領域など発足した新規事業に開発責任者として従事。現在は開発本部にて広告代理事業部の開発責任者として、AI戦略や技術的側⾯での⽴案と実⾏を担当。
(※1)F.O.XとはCyberZが開発した広告計測ツール。2019年に事業譲渡。

野原さん
大学在学中に、SaaSプロダクトの開発に2年間従事。メール配信システムや決済基盤の構築など、バックエンドを中心に幅広い領域を経験し、2024年、株式会社サイバーエージェントに入社、株式会社CyberZへ配属。開発本部にて広告運用オペレーションシステムの開発に携わり、要件定義からリリースまでを一貫して担当。
── まずは、開発本部がどういう取り組みを行っているか教えていただけますか?
玉川:我々開発本部は主に広告代理事業領域に注力しています。CyberZでは「選択と集中」により、「武器」となるプロダクトを開発し、それを営業活動に活かしながら市場を切り開く文化があります。
現在、成長中のIP関連領域や新設されたAIマーケティング局と連携し、次世代の武器を創出したいと考えています。
野原:私たちは「技術によって広告代理店としての競争力を高めること」を目指しています。中でもAIは今後の広告業界で不可欠なものとなっていきますが、それだけで差別化するのは困難です。そこで、CyberZが持つノウハウやメソッドとAI技術を融合させ、新たな価値提供が可能な体制の構築を日々推進しています。
── 実際に広告事業との連携や、AIの活用についての具体的なお話もお聞かせください。
玉川:現在は、特にIPの中でも漫画コンテンツ領域に注力し、より効果的なプロダクト構築を目指しています。
一方で、社内でAIマーケティング局も始動しており、AIを活用した営業支援・業務効率化にも挑戦しています。AIのプロダクト開発には高いコストと専門性が求められるため、まず社員のリテラシーを高め、日常業務での利活用を促進することが重要と考えています。たとえば、GPTやGeminiの活用に必要なデータ整備なども、開発部が担うべき重要な役割です。
野原:業務でのAI活用例として、調整業務の自動化、広告効果の高い漫画作品を提示するシステムなどが挙げられます。AIの力を用いて広告運用コンサルタントチームの生産性を高め、他代理店との差別化を図っています。

── CyberZで働くことで得られるキャリアとは、どのようなものでしょうか?
玉川:私自身、開発エンジニアとして2014年に入社して以来、広告計測ツール、グッズ販売、医療、漫画など、様々なプロダクトや事業に関わってきました。それぞれ異なるステークホルダーと仕事をする中で、エンジニアでありながら多角的に事業に参画することができ、まるで社内転職のような成長機会を得られていると感じています。
野原:エンジニアが開発だけでなく課題のヒアリングにも関与し、ビジネス成果に自ら責任を持つことで、課題発見力や事業理解力が身につきます。私も実際に広告コンサルティング業務を体験する機会を得ており、現場の業務を深く理解した上でプロダクト改善に取り組める点が魅力です。
── 自身が成果を出すうえで工夫したポイントはありますか?
野原:まずは信頼構築のために、どんなに小さな依頼でも真剣に取り組み、成果を現場に還元するよう心掛けました。その積み重ねにより、ビジネスメンバーからの相談も増え、本質的な課題解決に携われるようになりました。
玉川:個人的には、技術者であっても積極的に外に出ていくことが大切で、実際に顧客商談への同行や営業との連携を通じて、深い課題理解と有効な提案ができるよう努めてきました。

── CyberZに長く在籍している理由や魅力的に感じる環境についても教えてください。
玉川:私自身、様々なプロダクトや事業を経験してきておりますが、14年間一度も部署異動や転職することなくCyberZに留まっているのは、単に居心地のよさだけではなく、常に変化する中で最先端の挑戦ができる環境があるからです。
事業側との距離も近いため、「1を10にする」プロダクト開発に貢献している実感が得られるのが最大のやりがいだと思います。自ら考え、提案し、実装まで担える環境に非常に充実感を得ています。
野原:私が新卒でCyberZを選んだ理由もまさにそこにありました。他社のような大規模なSaaS開発では感じにくい、自分の行った施策が目に見える形でビジネス成果につながる実感を得られる環境が魅力でした。
──職場環境についても教えてください。
玉川:なるべく出社をして他の部署の社員と同じ空間で働くことで、ビジネスの課題に早く気づける環境をつくっています。業務効率のための静的な開発空間も重要ですが、CyberZのように事業との距離が近い環境では、あえて「近さ」を活かしたチームワークが成果につながると考えています。
野原:リアルな会話や小さな相談からプロジェクトが生まれることも多く、オンラインだけでは生まれないコミュニケーションが重要だと実感しています。
例えば半年ほど前、事業側の方から「広告の予算調整をもっとスムーズにできる仕組みをつくれないか」と軽く相談を受けました。
そこでまずは試しに簡単なシステムを実装してみたところ、とても評判がよく、他の方からも次々と依頼が来るようになりました。
今では複数の媒体や案件で使われるようになり、関連プロジェクトも立ち上がるなど、組織全体に広がっています。
また、この経験を通してプロダクトを拡大するには広告運用業務そのものをもっと深く理解する必要があると感じ、実際に運用の一部を担当させてもらうようになりました。
エンジニアが事業側の業務まで任せてもらえるのは、この会社ならではの魅力だと思います。
── 最後に、今後挑戦したいことや、どのような仲間に来てほしいかを教えてください。
玉川:開発組織としての規模を拡大したいです。まだ少数精鋭で対応している状況なので、より多くの事業インパクトを出して、組織の拡充フェーズへと進みたいと考えています。
野原:私からも同様に、技術志向だけでなく、事業側と対等に議論し信頼関係を築ける人と一緒に働きたいです。AIやデータ活用の幅はまだ広がっており、技術とビジネスの両視点を持って代理店の仕組みを変えていける方に来ていただければと思います。
また現場の課題を自分ごととして動ける人もこの会社に向いていると感じます。
技術だけでなく、事業側と一緒に課題を解くシーンが多いので、
「どうすれば成果を出せるか」を一緒に考えられる方に来ていただけるとすごく心強いです。
── ありがとうございました。これからも技術とビジネスの融合を通じて、CyberZならではの価値を創出し続けてください。

CyberZで働く魅力は、「エンジニアが事業課題の発見から解決まで主体的に関われ、成長中の事業とともにダイレクトに価値を生み出せる環境にある」と語ってくれたお二人。
「自ら課題を見つけ、技術で解決する」。そんな能動的なエンジニアが集まるCyberZ。
組織の志と個人の成長が交差するこの環境で、ぜひその一員として新しい価値をつくってみませんか?
▼一緒に働くメンバーを募集中!
今回ご紹介した開発本部をはじめ、現在CyberZでは、一緒に働くメンバーを募集しています!ご興味がある方はぜひお気軽にお問合せください。
募集要項はこちら
https://hrmos.co/pages/cyberagent-group/jobs?category=1956331747762868224